11/06/07
コーヒーのおかわりが一回できるだけ、このユースの朝食はましだったと思う。
同じ部屋にいた日本人の女の子のHirokoさんと知り合い、
彼女も今日ザルツブルグに行く予定だったので、同じ列車に乗った。
この列車でもう一人日本人と知り合った。
真夏に麦藁帽子と白のタンクトップを着て、蝉取りをしている姿が似合いそうな元気な青年で、名前をTakanobuくんと言った。
このTakanobu君とは、なかなか面白い会話をした。
日本の早稲田大学法学部の4年生で、現在授業をさぼって1ヶ月のヨーロッパ旅行をしているところらしかった。
旅行の資金を治験を3回もして稼いだと言っていた。恐いなあ。
非常に楽観的な思考の持ち主で、6日連続でマクドナルドを食べながらも
「マックはどこでもあるし、同じ味だから素晴らしいっすよ」と感謝していた。
どうやら早稲田大学はこういう変人が多いところらしかった。
ザルツブルグには12時前に到着。
行き当たりばったりのTakanobu君も僕と同じユースに泊まることにした。
午後、街を一人で歩き回った。
思っていたよりも小さな街で、川を隔てて南側が旧市街地となっていた。
HohenSalzburg(お城)を見学することにした。
丘の上にあり、登っていたら、先ほど会った、ユースで同じ部屋のアメリカ人二人とばったりと会った。
入場料は7ユーロで、オーディオ・ガイド付の城内観光が含まれていた。
ザルツブルグ(Salzburg)は「塩の城」という意味らしかった。
それは、この辺りには塩鉱山がたくさんあり、昔塩は食物の保存に貴重だったので、
その貿易で街が栄えたからだとガイドがいっていた。
街をぶらぶらとしてユースに戻った。
ユースでは様々に人に会った。